【レビュー】Amazon Fire TV Stick の熱暴走(フリーズ)対策として、M.2 SSD用のヒートシンクを取り付けた!

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【レビュー】Amazon Fire TV Stick の熱暴走(フリーズ)対策として、M.2 SSD用のヒートシンクを取り付けた!

前に「新型の Amazon Fireファイヤー TV Stickスティック を買ったぞー!」と書いたのですが、合わせてM.2 SSD用のヒートシンクを購入して Fire TV Stick の熱暴走(フリーズ)対策も施してみました。

実際にガチのサーマルカメラを使ってFire TV Stick にヒートシンクを取り付けた場合の放熱(排熱)効果」についても検証しましたので、是非ともご覧下さい!

↓ ガチのサーマルカメラ。


先に結論を書いておきます。

この記事の結論

Fire TV Stickヒートシンク を取り付けるのは、大きな排熱(放熱)効果がありました。

(4.0 / 5.0)

ヒートシンクは約700円で購入ができます。

騙されたと思って、一度試してみて下さい!

<補足>

初期型などの「旧モデル Fire TV Stick」を使っている場合、対策を施して使い続けるよりも処理性能が大幅に向上している新型(Fire TV Stick 4K)を買い直した方が手っ取り早く改善するかもしれません。

では、詳細をどうぞ。

Amazon Fire TV Stick の熱暴走(フリーズ)対策とは?

私は Amazon Fire TV Stick のヘビーユーザーなのですが、最近調子が悪かったので「Fire TV Stick 4Kを買い直しました。

名前の通り「4K動画」に対応し、従来機よりも40%パワフルになっているそうです。

動作も非常に軽快でサクサク。


で、前に使っていたものはどんな感じで調子が悪かったかというと、

  • 頻繁にフリーズして動かなくなる
  • 頻繁にリセットされる(ホーム画面に戻る)
  • 頻繁にネットワーク(Wi-Fi)を認識しなくなる

みたいな症状が。

そして、この中のフリーズについては「熱暴走(熱停止)しているのでは!?」と各所で書き込まれており、この対策方法を模索していました。

確かに、使用中の Amazon Fire TV Stick に触ると、恐ろしく熱くなっています。

「ここまで発熱するものか!?」と驚くくらい。

Amazon Fire TV Stick の相当なヘビーユーザーとしては念には念を・・・、ということで「これは効果があるぞ!」とネット上で評判の高かった熱暴走(フリーズ)対策を試してみることにしました。

「M.2 SSD用 ヒートシンクで放熱」案を採用!

というワケで、熱暴走(熱停止)対策として「M.2 SSD用のヒートシンク」を購入することにしました。

「ヒートシンク」とは、このような金属です。


これが何なのか超簡単に説明しますと、

「めっちゃ高性能なパソコンのパーツがあるけど、その性能を出そうとすると凄く熱くなっちゃうので放熱させなきゃダメだよね!」

というアイテム。

ヒートシンクにも色々と種類があるようですが、購入したのは金属の塊みたいなやつ。

この金属が熱くなった機器(Fire TV stick)から放熱・冷却してくれるとのこと。

熱伝導(物質の移動無しに、熱が高温から低温へ運ばれる現象)というヤツですね。

【概要】Tuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク

購入した「Tuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク」を紹介します。

何故かカラバリが豊富で、私は「ブラック」を購入しました。

1.寸法

寸法は「70 × 22 × 6 mm」。

厚みはこんな感じ。

2.重量

重量は11g。

アルミニウムとはいえ金属ということもあり、サイズの割には重さを感じます。

3.素材、質感

ヒートシンク本体はアルミニウム製で、触るだけでひんやりしています。

確かに Fire TV Stick 4K 本体が熱くなっても、ヒートシンクを伝って熱を逃してくれそうな期待感があります。

4.同梱物

1パッケージで、ヒートシンク4個と熱伝導接着シート4枚入り。

お得感があります。

後述しますが、私の場合は Fire TV Stick 4K を挟むように、ヒートシンクを2セット使いました。

5.価格

ヒートシンクの購入時価格は699円でした。

私はAmazonで購入しました。

Fire TV Stick 4K Max に M.2 SSD用 ヒートシンクを取り付け!

それでは、ヒートシンクの取り付け方法をご紹介します。

まずはヒートシンクに熱伝導接着シートを貼り、

両面テープになっているのでフィルムを剥がし・・・、

Fire TV Stick に貼ります。

これだけです。

で、片面だけでも十分効果があるとネットには書かれておりましたが、ヒートシンクを両面に貼ってみました。

これで効果2倍やでー!

【追記】注意事項

ヒートシンクを貼る位置ですが、もっとHDMI端子側に寄せた方が良いことがわかりました。詳しくは こちら をご覧下さい。


Fire TV Stick 4KTuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク 2個を両面に貼った状態だと70gになりました。

繰り返しますが、この Tuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク 、購入時の価格は約700円。

この金額で安心安全の Fire TV Stick ライフを手に入れることができるとしたら・・・、間違いなく買いですよね。

マジでAmazonプライムビデオのヘビーユーザーは必須アイテムだと思います!

エレコムの「スタンド型アダプター Fire TV Stick専用」も購入!

今回、Tuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク と一緒に エレコムの「スタンド型アダプター Fire TV Stick専用」 も購入しました。

というのも、ヒートシンクを2個も取り付けたことで重量が増したため。

端子やケーブルへの負荷を軽減させるのが目的です。

100Mbpsまでの対応ではありますが、有線LANポートも搭載しています。

関連記事:【レビュー】エレコム スタンド型アダプター(Fire TV Stick専用)を導入!


ネットワーク(無線Wi-Fi)が不安定な環境で Fire TV Stick 4K を使いたい場合にもおすすめです!

【検証】ヒートシンクの取り付けは熱暴走対策の効果があるのか?

ここからは「ヒートシンクを取り付けてみたけど、実際に熱暴走対策になってるの?」という疑問について検証していきます。

検証のために、ガチのサーマルカメラを用意しました!

実際に「ヒートシンクを取り付ける前」「ヒートシンクを取り付けた後」Fire TV Stick の温度がどれくらい変わるのかを確認してみます。

ヒートシンク効果の検証方法

今回の Tuloka M.2 SSD用 アルミニウム ヒートシンク の効果検証については、

  1. Fire TV Stick を使って動画を30分視聴する。
  2. その後 Fire TV Stick 本体の温度が何度になっているかをサーマルカメラを使って確認する。
  3. これを「ヒートシンクを取り付ける前」「ヒートシンクを取り付けた後」で実施し、それぞれの温度を比較する。

という方法になります。

ちなみに、計測日は8月(夏)で、室内温度はエアコンを使って28度という感じです。

【検証1】ヒートシンクを取り付ける前の温度

ちょっと見づらいですが、ヒートシンクを取り付ける前の Fire TV Stick 4K の本体温度は41.4度でした。

【検証2】ヒートシンクを取り付けた後の温度

こちらもちょっと見づらいですが、ヒートシンクを取り付けた後の Fire TV Stick 4K の本体温度は36.8度でした。

【検証結果】ヒートシンク、効果有り!

検証結果としましては、

  • ヒートシンク無し:41.4度
  • ヒートシンク有り:36.8度

・・・と、-4.6度もの放熱(排熱)効果がありました!

比較

ヒートシンク
無し


ヒートシンク
有り
測定温度41.4度36.8度

今回は30分のみの使用で比較してみましたが、1~2時間くらい使うともっと高温になるかも。

長時間使用の場合だとどうなるかは、また後日確認してみます。

メリット・デメリット

今回のヒートシンク取り付けについて、メリットとデメリットはこんな感じ。

得られる効果が大きく、大幅にメリットが上回っていると思います。

メリット

  • ヒートシンクは約700円、非常に安価。
  • 熱暴走(フリーズ)対策として効果が期待できる。

デメリット

  • ヒートシンクを貼り付けることにより、Fire TV Stick の本体重量が重くなる。ケーブルや端子への負荷を考慮する必要がある。

【まとめ】Fire TV Stick 熱暴走(フリーズ)対策にはヒートシンク!

もう生活に密着している Fire TV Stick 4K が使えなくなってしまうというストレスはハンパないです。

この原因の1つである熱暴走(フリーズ)対策としてヒートシンクを取り付けてみましたが、排熱効果は大きいと感じました。

夏の暑い室内で使用すると、より不安定になってしまうかもしれません。


私が購入した「Fire TV Stick 4K」以外でも・・・、

  • Fire TV Stick(第1世代)
  • Fire TV Stick(第2世代)
  • Fire TV Stick(第3世代)

・・・に有効な対策です!


Fire TV Stick 4K 本体も、新製品はどんどん性能がアップしています。

壊れていなくても、新しいモデルを買い直すことで、より快適に使えるはずです。

サクサクな動作は、本当に素晴らしいですよ。


約700円のヒートシンクで対策ができるのであれば、これは買いだと思いませんか!?

騙されたと思って、1回試してみて!

【重要】ヒートシンクを貼る位置について

サーマルカメラの画像を見ますと、Fire TV Stick 4K はHDMI端子側がより熱くなっているようです。

「HDMI端子側」というのは画像の矢印部分です。

今回、ヒートシンクを Fire TV Stick 4K の中央部分に貼ってしまいましたが、このHDMI端子側に寄せて貼ると更に効果が高いのではないかと思います。

【追記】Fire TV Stick を分解してみた

Fire TV Stick 4K の熱くなる部分を確認するため、初期型の Fire TV Stick を分解してみました。

やはり、HDMI端子部分(画像の右側)に金属部品が集中しています。

中央部分には、電源ケーブル(micro USB端子)があり、この付近も熱くなりますね。

というワケで、ヒートシンクを貼るときは、HDMI端子側に寄せて取り付けましょう。

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では!