【レビュー】素人でも大丈夫! デスクトップPC「Lenovo ThinkCentre E73 Small」を爆速化! パワーアップさせてみた!(HDDをSSDへ交換! メモリを増設して16GBに!など)

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【レビュー】素人でも大丈夫! デスクトップPC「Lenovo ThinkCentre E73 Small」を爆速化! パワーアップさせてみた!(HDDをSSDへ交換! メモリを増設して16GBに!など)

先日書いた ノートパソコン(SONY VAIO T)のパワーアップエントリーですが、アクセスも順調で非常に好評でした。

そこまで専門知識を必要とせず、ちょっとした作業でPCが復活(爆速化!)したので、個人的にも満足度が高いパワーアップ作業となりました。

関連記事:【爆速化!】素人でも大丈夫! 6年前に購入したノートPC「SONY VAIO T」のHDDをTranscendのSSDに交換して、メモリを4GB増設し(合計8GB)、OSを Windows 7 から Windows 10 へアップデート!


今回は、デスクトップでも同じようにパワーアップができるのでは!?ということで、Lenovoのデスクトップにメモリ増設やSSD交換を行ったというエントリーです。

今回利用するPC「Lenovo ThinkCentre E73 Small」 について

今回利用するPCは「Lenovo ThinkCentre E73 Small」というモデル。

法人モデルで、会社で使っていたのですが、もう使わないということで貰ってきました。

「Lenovo ThinkCentre E73 Small」のスペックはこんな感じ。

  • OS:Windows 7 Pro 64bit
  • CPU:Intel Core i7-4770S 3.10GHz
  • メモリ:8GB
  • HDD:500GB

5年くらい前のPCですが、まだまだ使えそう。


ちなみに、OSは「Windows 8.1 Pro」のダウングレードモデルでした。

頂いたのはPC本体だけ。ディスプレイはいま使っているものがあるので流用します。

で、今回の爆速化作業の流れはこんな感じ。

  1. HDDをSSDに交換する
  2. メモリを増設する
  3. OSを Windows 10 へアップデート
  4. CPUグリスを塗り直す

爆速化作業1:HDDをSSDに交換する!

まずはHDDからSSDへ交換します。

1-1.SSDをフォーマットする!

購入したSSDはコチラ。

前回の VAIO T 爆速化のときはTranscendのSSDを購入しましたが、今回は500GBの容量で安かったSamsungにしました。

SamsungのSSDがモデルチェンジして高くなりましたので、Western DigitalのSSDを代わりにどうぞ。


ちっちゃいよね。
これで500GB容量。


薄いよね。
これで500GB容量。


軽いよね。
これで500GB容量。

次に、SSDをフォーマットするにはとPCを接続する必要があり、外付け用のケースを使います。

これは VAIO T 爆速化のときに購入したケースを流用。フォーマットだけの用途であれば、安いものでOKです。


それでは、SSDをケースに入れてUSBケーブルでPCに接続します。

SSDのフォーマット方法は、

  1. コントロールパネル
  2. システムとセキュリティ
  3. 管理ツール
  4. ハードディスク パーテーションの作成とフォーマット
  5. フォーマット

・・・の順番で進めて下さい。


詳細は過去エントリーをご参照願います。

関連記事
【爆速化!】素人でも大丈夫! 6年前に購入したノートPC「SONY VAIO T」のHDDをTranscendのSSDに交換して、メモリを4GB増設し(合計8GB)、OSを Windows 7 から Windows 10 へアップデート!

※過去エントリーの目次「3-2.SSDのフォーマットについて」あたりです。

1-2.HDDデータをSSDへ移行する!

続きましては、HDD内のデータをSSDへ移行します。これについては、前回同様にOSごとまるっとコピー(クローン作成)を行ってくれる「EaseUS Todo Backup Free」を利用しました。

2022年5月 追記

これまで「EaseUS Todo Backup」をオススメしてきましたが、有料版でなければクローンができなくなりました。

同じ有料版ソフトであれば「AOMEI Backupper Professional」の方が軽快で速度も速いため、こちらをオススメさせて頂きます。


公式サイトはこちらです。


このソフトの使用方法については、こちらのエントリーをご参照願います。

関連記事:「AOMEI Backupper Professional」で、SSDをまるごとコピー(クローン)する方法。

1-3.HDDとSSDを交換する!

次にPC本体内のHDDを交換します。
ThinkCentre E73 Small は、HDD設置部分が立ち上がります。

こんな感じでHDDがネジどめされています。

今回の ThinkCentre E73 Small ケースが2.5インチHDD(SSD)非対応のため、2.5インチSSDを設置するために変換ブランケットを購入しました。

コチラです。


コレです。小さいもの(2.5インチ)を設置するために金具を付けて大きくし(2.5インチ→3.5インチサイズへ変換)、本体に取り付けるというものです。ブランケットというそうな。


金具にSSDを取り付けると、こうなります。


裏側はこんな感じ。SSDがネジ止めされています。


これを使うことによって、従来通りの場所にSSDを取り付けることがでるようになります。あとは電源と通信ケーブルを元のように挿し直せばOKです。


SSDにはHDDのような回転機構が無く振動しないため、このような変換ブランケットを使わずに両面テープで貼る人もいるそうです。ただ、利用中に内部で剥がれたら困るし、変換ブランケットを使うのが無難ですね。

爆速化作業2:OSをWindows 10 Pro 64bit へアップデートする!

で、上記SSDの交換作業の動作確認として電源を入れ、問題なくWindows 7 が起動したのでそのままWindows 10 Pro にアップデートしました。

このアップデートの方法についても過去エントリーをご参照願います。

関連記事
【爆速化!】素人でも大丈夫! 6年前に購入したノートPC「SONY VAIO T」のHDDをTranscendのSSDに交換して、メモリを4GB増設し(合計8GB)、OSを Windows 7 から Windows 10 へアップデート!

※過去エントリーの目次「4.Windows 7 から Windows 10 へのアップデートについて」あたりです。

マイクロソフトのHPにアクセスして、ポチポチと何度かボタンを押すだけです。ただ、アップデートに時間を要するため、寝る前に処理して、起きたら Windows 10 になっていた、と。

爆速化作業3:メモリを増設する!

次の作業はメモリの増設です。いま4GBメモリが2枚挿さっており、8GB運用になっています。

こちらを8GB×2枚に変更して16GB運用にします。

「メモリ増設」と書いていますが、そもそもメモリのスロットが2つしかないので挿し替えですね。

まるっと2枚とも交換します。

購入したのはコチラ。メモリについて詳しくないのですが、LenovoのHPに「PC3-12800 DDR3 SDRAM UDIMM」「最大16GBまで認識」と記載されていたので該当するものを探しました。

ちなみにですが、いま利用しているパソコンのメモリ増設をしたい場合は、適合する仕様のメモリを確認するところからスタートします。


概ねメーカーのホームページに記載されておりますので、

  1. パソコンの型式で検索
  2. メーカーのホームページの「仕様」というところを確認
  3. メモリの項目を探す
  4. メモリの規格を確認
  5. 空きスロットの数を確認

という流れになります。


今回の場合ですと「PC3-12800 DDR3」というのがメモリの規格となりまして、このままAmazonとかで検索すれば適合するメモリが出てきます。

いま4GBのメモリが1枚搭載されていて空きスロットが1つの場合、その空きスロットに1枚増設するよりも、4GBのメモリを抜いて新しく同じ規格・同じ性能の2枚のメモリを挿す方が動作は安定するんだってさ。

別々のメモリを挿すとメモリ同士の相性問題が発生する可能性があったり、同じ規格のメモリを2枚挿すことで「デュアルチャネル」として動作させることができるため。

参考:デュアルチャネル – Wikipedia


で、コレがメモリ。最近のメモリってスタイリッシュですね。赤色でカッコいい。1枚あたり8GB×2枚で16GB。


作業の様子を撮影していたのですが、ピンぼけしてました。でも、ちゃんと作業終了時に確認したら16GBで認識していたので大丈夫だと思います。

爆速化作業4:CPUグリスを塗り直す!

これについては必要性があるのかよくわからないのですが、せっかく前回のエントリーでCPUグリスを購入したので塗り直してみました。

関連記事
爆速化した SONY VAIO T のファンがうるさいので、CPUのシリコングリスを塗り直して発熱対策を試みた。


前回購入したのはコチラ。


塗るためのヘラも付属しており、作業しやすいシリコングリスでした。


ケース内左にあるファンの下にCPUがあります。ネジどめされているので取り外します。


こちらがCPU(Intel Core i7-4770S 3.10GHz)。グリスがカピカピになっています。


ファン側のグリスもカピカピ。


グリスを塗り直す前に、エレクトロニッククリーナーできれいに拭きます。これも前回購入したもの。

精密機器や電子パーツにも使えるクリーナーです。

精密機器って濡れるのに弱いと思っていたのですが、コレは大丈夫らしいです。理由はわかんないけど。


エレクトロニッククリーナーをティッシュに染み込ませ、古いCPUグリスを拭き取ります。


ついでに、内部に溜まったホコリをエアダスターで除去。PC内部って、結構ホコリが溜まっているんですよね。定期的な清掃が必要です。

2本セットでお得。

作業は以上!

まとめ(爆速化の結果について)

あんまりPCに詳しくないので、この爆速化の結果をどうお伝えすればよいのか・・・、という点が課題なのですが、体感的にはモノ凄く速くなりました。

また、HDDの回転音がうるさかったのですが、SSD化によって本当に静かになりました。嬉しい誤算。

HDDとSSDの読み込み/書き込み速度についてはこんな感じ。

まず、HDD。

次に、SSD。

作業前からわかっていましたが、5倍程度の速度になっていますね。

超快適! また、ちょっとした動画編集を行いたいと思っているのですが、これだけサクサクなら大丈夫かなー、って思っています。16GBへ変更したメモリの恩恵ですかね。

唯一の失敗ポイントとしては・・・、ケースのフタが閉まらなくなったこと。

どれだけがんばってもはまりません。仕方ないのでマスキングテープで止めましたが、不格好だな・・・。

なんで閉まらないんだろう・・・。

ちなみに、使っているディスプレイ側にはHDMIとVGAが、PC側にはDisplayPortとVGAがあり、接続については変換ケーブル(HDMI ⇔ DisplayPort)を購入しました。

信頼と安心のAmazonベーシック。0.9mをチョイス。

最後の最後に蓋が閉まらないというミス(?)がありましたが、結果としては大満足です。

やっぱり今のメインPC(MacBook Air)の調子が良くないので、運用を移行できたらなと思っています。

全体で要した予算は2万ちょいくらい。

新しいPCを買おうとするとゼロを0つ加えなければいけないため、これくらいの投資でブログ環境が改善されるのであれば、コスパは高いですよね。大満足です。

セキュリティソフトについて

セキュリティ対策ソフトは購入せず、Windows 10 標準搭載の「Windows Defender」を利用することにしました。

正直、少々不安はありますが、マイクロソフトもセキュリティ対策を強化しているというニュースも見ますので、信じます。

関連記事
Windows 10 標準セキュリティ対策ソフト「Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)」でスキャン設定を行う方法。

【追記】結局セキュリティソフト(カスペルスキーセキュリティ)を買いました。

しばらく Windows Defender を利用していましたが、やっぱり不安になったのでセキュリティソフトを買いました。カスペルスキー、安心です。

関連記事
とりえあえずPCには「Microsoft Defender」を入れていたんだけど、セキュリティ対策が心配な出来事が多くて、念のため「カスペルスキー セキュリティ」を買った。


参考になれば幸いです。
では!