【爆速化!】素人でも大丈夫! 6年前に購入したノートPC「SONY VAIO T」のHDDをTranscendのSSDに交換して、メモリを4GB増設し(合計8GB)、OSを Windows 7 から Windows 10 へアップデート!

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【爆速化!】素人でも大丈夫! 6年前に購入したノートPC「SONY VAIO T」のHDDをTranscendのSSDに交換して、メモリを4GB増設し(合計8GB)、OSを Windows 7 から Windows 10 へアップデート!

このブログを以前から読んで頂いている方であれば御存知かもしれませんが、メインで利用しているPC(MacBook Air)の調子がずーっとよくありません。

しかし、最近発生した金銭トラブルなどもございまして、そうそう新しいPCが購入できる状態ではなく、過去に利用してみたPC(SONY VAIO T)をパワーアップさせて暫く凌ごうという作戦を決行しました。

作業は無事に終了し、非常に快適になっております。爆速。作業も非常に簡単なので、もっさりした動作に悩んでいる方にはオススメです!

※パーツ交換を行うことでメーカーのサポート対象外になることがあるようです。自己責任でお願い致します。また、今回のエントリーは画像が多めなので表示が重いかもしれません。すみません。

ノートパソコン「SONY VAIO T」について

まず、今回改造を加える「SONY VAIO T(以下、VAIO T)」について御紹介致します。

つーか、久々に押入れから出しましたが、VAIO Tのアルミ削り出し筐体、改めて見るとカッコいいな!

このVAIO Tは2012年6月に購入したものでした。

SONY初のUltrabookということで当時話題になりましたが・・・、ちょっと肩透かしを食ったマシーンでした。

主な仕様はこんなところ。

  • OS:Windows 7 Pro(64bit)
  • CPU:Intel Core i5-3317U
  • メモリ:4GB
  • HDD:320GB(+SSD 32GB)
  • 画面:11.6型
  • 重量:約1.3kg


このVAIO Tの何がイマイチだったかというと、

  • 思ったよりパワー不足(もっさり)
  • バッテリーが持たない
  • タッチパッドの感度がイマイチ

という感じ。


その後(VAIO Tを購入してから2年後くらいかな?)、なんとなくMacBook Airを購入したら・・・、まぁー、使いやすさに感動しまして、このVAIO Tの使用頻度が減りました。

そして、いよいよVAIO TのHDDから異音もするようになったので電源すら入れる機会もなくなり・・・、今に至ります。

「SONY VAIO T」パワーアップのために購入したもの

今回のパワーアップでは、

  • HDDをSSDに換装する
  • メモリを増設する
  • Windows 7 をWindows 10 にアップデート

を目標としました。

まず購入したのがSSD。いまVAIO Tに装着されているHDDは320GBですが、予算上の都合で240GBにしました。

購入したのはコチラ。5,000円ちょいで買えるって凄いね。SSD、本当に安くなりました。個人的にトランセンドが好きなので、トランセンドSSDを選択。

SamsungのSSDがモデルチェンジして高くなりましたので、Western DigitalのSSDを代わりにどうぞ。


次にSSDのフォーマットとHDDからのバックアップをするためのケース。

りあえずUSB3.0に対応していて、Amazonレビューの高評価ケースを買いました。


そしてメモリ。

いま4GBメモリが1枚入っており、もう1枚4GBメモリを増設しようかな、と。

合計8GBになります。このVAIO Tでは8GBまでしか認識しないため、最大容量に。

64bit版なのに8GB制限があるのはなんでかな。

このメモリは今回のパワーアップ作業のためではなく、別に持っているMacbookへ増設しようと思って買ったものでした。

ただ、作業がちょいと面倒になり、ずっと放置しておりました。

このメモリ、Mac用とは書いてあるものの、調べたら使えそうなので今回入れてみよう、と。

あとは必要かどうかわからなかったものの、精密機器は静電気NGという薄い知識から念のため静電気防止手袋も買っておきました。

Mサイズを買いました。
ジャストサイズでした。


あとは、PCの裏蓋を開けるためにプラスドライバーが必要となります。

私は自宅にドライバーセットがありましたので買っていませんが、こんなのがあると便利です。

PCによって必要なドライバーが異なりますので予め確認して下さい。


また、交換するパーツによっては精密ドライバーが必要な場合があります。

例えば、CPU交換にT6という星型のトルクドライバーというものが必要だったり。

今後もガシガシPCパーツ交換を行うのであれば、精密ドライバーセットの方がいいですね。

HDDからSSDへの換装作業について

では、早速、HDDからSSDに換装していきます。

SSDの事前準備について

まず購入したSSDを箱から取り出します。
重さを量るのを忘れてしまいましたが、モノ凄く軽い。


コネクタはSATAで接続できるようになっております。


また一緒に購入したケースも取り出します。
ケース本体と接続用USBケーブルが入っていました。


ケースの側面にグッと押すとフタが引き出せるところがあります。


引き出すとこんな感じ。


ここにSSDを取り付けます。


端子に挿すだけ。超簡単。


そして、フタを元に戻します。


あとは付属のUSBケーブルを接続するだけ。


VAIO TにはUSB3.0ポートがありますので、ここに繋ぎます。

USBポート内部が青くなっているのがUSB3.0です。

USB2.0よりもデータ転送速度が速いので、バックアップデータの移行などが速く終わります。ちゃんとUSB3.0に接続しましょう。


PCと接続すると青く光りました。これ、白く光るとUSB2.0接続、青く光るとUSB3.0接続になっていることをお知らせしてくれているようです。

SSDのフォーマットについて

SSDをPCに接続しましたが、この状態ではまだ利用することができません。フォーマットを行うことで利用できるようになります。

フォーマットはWindowsの標準機能で行えます。VAIO Tは Windows 7 なので、Windows 7 でのフォーマット方法を御紹介致します。

まず、コントロールパネルから「システムとセキュリティ」を選択します。

次に「管理ツール」→「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」を選択。

すると「ディスクの初期化」というポップアップが表示されますので「MBR」を選び、OKを押します。

パーティションにスタイルとして「MBR」と「GPT」を選ばなければいけないのですが、この違いについては認識させる容量の違いや、最大パーティション数によって選択すれば良いみたいです。

私は下記サイトを参考にさせて頂きました。そして、購入したSSDの容量も240GBと小容量で、そんなにパーティションを作成することもないため「MBR」を選択。

参照:▶MBR形式とGPT形式の違い(パーティション) | パソコンの問題を改善

次に、SSDのフォーマットを行います。認識されているSSD(画像矢印部分)を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択します。

ウィザード開始。

この画面でパーティションサイズを選択します。とりあえず1つでよかったため、最大ディスク領域で表示されている容量そのままで、次へ。

表示されるドライブ文字も何でもよかったので、表示されている「D」をそのまま選択し、次へ。

次の画面でフォーマットの形式などを選びます。

まず「ファイル システム」は

  • NTFS
  • FAT32

の2種類が選択可能です。


しかし、FAT32は32GB以上のフォーマットができないため、32GB以上のフォは必然的に「NTFS」選択となります。

「アロケーションユニットサイズ」と「ボリューム」はよっぽどのことがなければそのまま(「既定値」と「ボリューム」)で問題ないみたいなので、この状態で次へを押します。

はい、終わりました! 完了!

はい、フォーマットされました!

はい、PC上でも認識され、読み書きができるようになりました!

SSDの事前準備は以上となります。

HDDデータのクローンについて

次に、HDDのデータをSSDへ移行する作業となります。 これはOSごとまるっとコピー(クローン作成)を行ってくれる「EaseUS Todo Backup Free」を利用しました。

2022年5月 追記

これまで「EaseUS Todo Backup」をオススメしてきましたが、有料版でなければクローンができなくなりました。

同じ有料版ソフトであれば「AOMEI Backupper Professional」の方が軽快で速度も速いため、こちらをオススメさせて頂きます。


公式サイトはこちらです。


このソフトの使用方法については、こちらのエントリーをご参照願います。

関連記事:「AOMEI Backupper Professional」で、SSDをまるごとコピー(クローン)する方法。

メモリの増設とSSDの換装作業について

ここからようやく物理的な交換作業となります。

早速VAIO Tを裏返します。まずはバッテリーを取り外します。

バッテリーはコインで回すタイプ。これ、最初は「身近なもの(コイン)でバッテリーが取り出せるのは簡単でいいな」と思ったのですが・・・、実際に行ってみたら回しづれぇ! めんどくせぇ! フツーのネジの方がよかったと思いました。

バッテリーを取り外したところ。

バッテリーについては結構劣化しているのか、もう1〜2時間くらいしか持たなくなっています。

今回は買いませんでしたが、後々バッテリーも交換して外出先でも安心して使えるよう更にパワーアップさせたいと思っています。

バッテリーを外すと、HDDやメモリにアクセスできるようになります。


そのためにはまずネジを外します。


ネジはプラスのものが3つでした。


内部、ドーン!

まずはメモリの増設から。

VAIO Tにはメモリスロットが2つあり、1つ空いています。いま挿入されているのは4GBメモリ1枚。黒い絶縁シート?の下にあります。


ここに4GBメモリを追加します。


挿し込むだけなので非常に簡単!


合計8GBになりました!


次にHDDをSSDに換装します。HDDは4つのプラスネジで留められております。


この黒い絶縁シート?の下にコネクタがあり、本体とHDDが接続されておりました。


HDDを横にスライドして本体から外します。


はい、簡単に外れました!


HDDを外したところ。


取り外したHDDはマウンターが取り付けられております。

こちらも4箇所ネジで留められておりますので、プラスドライバーで外します。


マウンターを外したところ。


HDDは日立製でした。ワタクシ、日立製作所の元社員ですが、このHDD事業のせいでモノ凄い業績悪化を経験した苦い思い出が。2000年前後の元日立社員あるある。


はい、気を取り直して、マウンターにSSDを取り付けます。既にクローンデータを入れてあるSSDです。


あとは元のところに挿すだけ。


SSDを挿します。


はい、挿しました!


メモリ増設とHDDからSSDへの交換作業は以上!

あとはフタをしっかり留めておしまいです。


最後にちゃんと電源が入るかを確認します。御覧の通り電源も入り、SSDもしっかりとOSごとクローンされ、メモリも8GBで認識されております。やったね!

Windows 7 から Windows 10 へのアップデートについて

概ねパワーアップ作業を終えたところで、最後にOSのバージョンアップを行います。Windows 7 も2020年1月14日にサポートが切れることが決定しておりますし、会社PCもWindows 10 に切り替わっておりますので操作性の統一を考えるとWindows 10 へアップデートしたいな、と。

ここで「Windows 10(OS)を買わねばならんなー」と思っていたんですが、どうもライセンス確認(認証)さえできればWindows 10 へ無料アップデートができるという情報をキャッチ!

マイクロソフトのHPを確認してみたところ、確かに「ツールを今すぐダウンロード」というボタンが。過去にWindows 7 ユーザーに対してWindows 10 のアップデートプログラムが展開されたことがありましたが、期間限定施策だと思っていました。

マイクロソフトのHPはコチラです。

公式サイト:▶https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

ダウンロード(実行)を行うと、Windows 10 のセットアップが始まりました。

同意確認。

「このPCを今すぐアップグレードする」という項目がありました。やはりWindows10へアップグレードができそうです。

おぉ、本当にWindows 10 がインストールできそうだ・・・。

ダウンロード画面後に検証画面の違和感。先に検証した方がいいと思うんですけど、どうなんでしょう。

もうセットアップ終了間際っぽい。

改めて同意画面。

更新プログラム。

ここでインストール画面が。あれ、インストールしていると思ったら、本当に「ダウンロード」だったんですね。インストールボタンを押します。

ここからが結構長かった。3時間くらい掛かりました。

インターネット環境の問題なのか、PCスペックの問題なのか、一般的にこれくらい要するものなのか、詳細は不明。

ただ、問題なくWindows 10 のセットアップ画面が表示され、無事にインストールすることができました。

MacのOSアップデートが無料になったみたいに、Windowsも今後は無料でアップデートを行っていくんですかね?

そして、ちゃんとWindows 10 になりました!

最後にバージョン情報。やったね!

「SONY VAIO T」爆速化作業 まとめ

そんなこんなで、無事にVAIO Tのパワーアップに成功しました!

これまで電源OFF状態から立ち上がるまでに1分くらい要しておりましたが、とても速くなりました。

ただ、電源を入れるとRAID設定が最初に表示されるという原因が特定できず。

それがなければ10-20秒くらいで立ち上がりそうなので、この問題は早々に解決したいです。

元々HDDと一緒に32GBのSSDが挿入されているので、この設定なのかな?

セキュリティ対策ソフトは購入せず、Windows 10 標準搭載の「Windows Defender」を利用することにしました。

正直、少々不安はありますが、マイクロソフトもセキュリティ対策を強化しているというニュースも見ますので、信じます。

関連記事
Windows 10 標準セキュリティ対策ソフト「Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)」でスキャン設定を行う方法。

これからのVAIO Tの運用の課題としては、

  • Microsoft Office インストール
  • バッテリー交換

・・・を行いたいところですが、今回は予算オーバーのためここまで。Officeは今回を機にパッケージ版ではなくサブスクリプション版の Microsoft Office 365 Solo(個人用)にしたいと思っています。

どうしても副業絡みでExcel、Word、PowerPointの作業があり、他社製の互換ソフトではなくマイクロソフトOfficeを利用しなければいけないんですよね。

月額換算で1,000円未満で安心して利用できるのであれば、必要経費かな・・・、と。


また、2週間くらい使っているんですけど、ファンが凄くうるさく感じました。

前からこんな感じだったかな・・・? これについては、CPUのグリスを塗り直すと改善するかもよ!というネット記事がありましたので、こちらも試してみたいです。

※CPUとヒートシンクというところがグリスで密着しており、そこから熱伝導によってファン経由で外に排熱されるとかどうとか。

期間が経過しているとグリスがカピカピに乾いてしまって効果半減なんだとか。今回の作業でCPUが見当たらなかったので、メモリの右側あたりに設置されれいるのでしょう。

【追記】結局、CPUにシリコングリスを塗り直しました!

ファンがうるさい問題に対して、CPUにシリコングリスを塗り直しました。

しかし、結局改善はされず・・・。排熱問題については引き続き検討したいと思います。

関連記事
爆速化した SONY VAIO T のファンがうるさいので、CPUのシリコングリスを塗り直して発熱対策を試みた。


では!