【レビュー】Nikon 1 J5 、ファーストインプレッション!
2022.10.18更新
本サイト内の記事には広告・プロモーションを含む場合があります。
はじめに(2022年追記)
これは2019年に書いた記事を修正したものです。
2022年9月現在でも「Nikon 1 J5」は日常の持ち歩き用として重宝しており、とてもおすすめなミラーレス一眼カメラです。
先日、Amazonでタイムセールが開催されており、新しいデジカメを購入しました!
ニコンのミラーレス一眼カメラ「Nikon 1 J5」です!
今回は「Nikon 1 J5」を実際に使ってみたファーストインプレッション的なレビューエントリーです!
先に結論を書いておきます。
検証結果
Nikon 1 J5 はエントリーモデルのミラーレス一眼カメラですが、非常にバランスが良く「スマホ撮影からステップアップしたい!」という人におすすめです。
いまニコンは、ミラーレスカメラ事業を「Zシリーズ」に移行してしまいました。
この「Nikon 1」シリーズは生産中止になりましたが、逆に状態の良い中古が安く売っていますので是非試してみて下さい。
では、詳細をどうぞ!
ニコンのミラーレス一眼カメラ「Nikon 1 J5」とは?
今回購入した「Nikon 1 J5」は、ニコンのミラーレス一眼カメラです。
「ダブルレンズキット」という、単焦点レンズとズームレンズがセットになったモデルを購入しました。
最近ではニコンから「Zシリーズ」という新しいレンズマウントのカメラがいくつか発売されています。
この「Nikon 1 J5」は、1つ前の世代の「Nikon 1」というエントリーモデル的なミラーレス一眼カメラです。
- ■Nikon 1 J5 製品概要
- ・レンズ交換式カメラ
・レンズは「1 NIKKOR」というマウント
・有効画素数:2081万画素
・ISO:160- 12800
・動画撮影:Full HD 1080/60p、4K/15p
・Wi-Fi内蔵
・NFC内蔵
・タッチパネル液晶
・チルト液晶(上部へ180度回転)
・コンパクト&軽量ボディ
詳細スペックはニコン公式サイトをご参照下さい。
発売したのは2015年4月ということで、2019年時点で約4年前の機種。
そんなこんなで、今では価格がグッと下がっておりまして、個人的に気になっている機種でした。
「SONY RX100シリーズみたいな高級コンデジを買うよりも、この Nikon1 J5 の方が安くていいんじゃないか?」と閃き、勢いで購入したという経緯です。
「Nikon 1 J5」の活用方法について
いまメインのカメラは「SONY α6000」を使っています。
この α6000 も新しいモデルが続々と発売されたため旧機種になっておりますが、非常にキレイに撮影ができるので気に入っています。
しかし、α6000 1台体制だと厳しい場面が何度かありました。
- 普段から気軽にカメラを持ち歩きたい。
- この SONY α6000 を撮影するカメラが欲しい。
この問題を解決するために、SONY RX100シリーズみたいな高級コンデジが欲しいと思っていたのですが、価格が10万円近いため気軽に購入することができず。
というワケで、
- メイン:SONY α6000(室内の物撮り用)
- サブ :Nikon 1 J5(常にカバンに入れておく)
という使い分けをしたいと思います!
「もうフルサイズを買えよ!」と言われそうですが、まだα6000も使いこなせているとは言えないし、やっぱりフルサイズは本体もレンズが高いので。
身の丈に合った買い物をしました。
【作例】Nikon 1 J5 で撮影したもの
Nikon 1 J5 1 で撮影した画像をまとめました。
是非ともご覧下さい。
【レビュー】Nikon 1 J5 について
前置きが長くなりましたが、Nikon 1 J5 について御紹介致します。
まず、内容物はこんな感じ。
「ダブルレンズキット」ということで、同梱レンズが2本あります。
- Nikon 1 J5(本体)ブラック
- バッテリー(EN-EL24)
- バッテリーチャージャー(MH-31)
- USBケーブル(UC-E20
- ストラップ
- ボディキャップ
- 取扱説明書
- 【レンズ】1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
- 【レンズ】1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
単焦点レンズである「18.5mm f/1.8」がユーザー満足度の高いレンズのようで、このレンズが使いたくて Nikon 1 J5 を購入したようなところもあります。
1.Nikon 1 J5 本体概要
ボディサイズはとてもコンパクト。
本当にコンデジくらい。
本体のみの外形寸法は「約98.3 × 59.7 × 31.5mm」。
手のひらサイズです。
レンズを付けるとこんな感じ。
まず、18.5mm f/1.8!
次に、10-30mm f/3.5-5.6!
こっちはキャップレスのレンズです。
本体重量は、約265g(バッテリー・microSDカード含む)。
メインで使おうと思っている「18.5mm f/1.8 レンズ」との組み合わせは348g。
缶ジュース1本分くらいですね。
3.センサーサイズ
Nikon 1 J5 のセンサーは「13.2×8.8mmサイズCMOSセンサー・ニコンCXフォーマット」というものになります。
一般的なセンサーサイズとしては「1インチセンサー」となり、35mm判換算でレンズの焦点距離の約2.7倍に相当します。
4.レンズマウント
Nikon 1 J5 のレンズマウントは「ニコン1マウント」という規格になります。
この「Nikon 1」シリーズで使われているコンパクトなレンズマウントですね。
一眼レフ時代のNikonレンズ(Fマウントレンズ)を使いたい場合は、別売りのマウントアダプター(FT1)を買う必要があります。
電子接点とオートフォーカスが不要であれば、サードパーティ製の安いマウントアダプターがあります。
こちらも試してみて下さい。
5.操作ダイヤル
従来モデル(Nikon 1 J4まで)はボタンで撮影メニューを選択したり、操作ダイヤルがあっても「動画」「写真」の切り替えくらいの機能でした。
しかし、Nikon 1 J5 には、M・A・S・Pなどの撮影モード切り替えが操作ダイヤルに割り当てられており、非常に使いやすくなっています。
6.チルト液晶
Nikon 1 J5 の液晶は、チルト式の3型液晶モニターになっています。
液晶はタッチパネル対応なのが嬉しいポイント。
横からですと、このように液晶が立ち上がっている感じ。
レンズ上に液晶画面が位置されるため、とても自撮りがしやすいです。
また、画像のように液晶を水平位置で固定することもできます。ローアングル撮影のときは、チルト液晶の方が撮影しやすいですね。
7.バッテリー
バッテリーは「EN-EL24」というモデルでした。
今回の Nikon 1J5(バッテリー・EN-EL24)はUSB充電に対応していません。
バッテリーチャージャーで充電を行います。
ここは残念なポイント。
バッテリーチャージャーのサイズ感はこんな感じ。
思ったより大きい。
ケーブルタイプではなく、コンセント直挿しタイプでした。
バッテリーは本体の底にあるフタを開けて挿入します。
非常にバッテリー容量が小さいため、予備バッテリーを購入しておきましょう。
8.記録メディア(SDカード)
Nikon 1 J5 については、下記の3種類の記録メディアをサポートしています。
- microSDメモリーカード
- microSDHCメモリーカード
- microSDXCメモリーカード
全部「microサイズ」のSDカードなんです。
こんなちっちゃいやつ。
バッテリー挿入部分の下側にスロットがあります。
私は普段から SDカードはアダプター付きの micro SDカードサイズを購入するようにしています。
サムスンのSDカードは安くて品質も良いので初心者にオススメです。
サムスンのSDカードについてはこちらに詳しくまとめました。
是非ともご覧下さい。
関連記事:リニューアルしたサムスン micro SDカード(Samsung PRO Plus & EVO Plus)をレビュー!
SDカードリーダーはこちらがおすすめです。
9.内蔵フラッシュ
Nikon 1 J5 は内蔵フラッシュがあります。
電源ON時に側面のイナズマみたいなマークのボタンを押すと出てきます。
ホットシューは無いので、ホットシュー接続タイプのストロボは使えません。
普段は本体内に収納されておりますが、上記のボタンを押すとこんな感じでピコッと現れます。
で、この内蔵フラッシュですが、バウンス撮影が可能!
こんな感じで指で上に向ければOK。光が反射して明るい画像になります。
方向固定タイプのフラッシュじゃなくて嬉しい。
参考までに、バウンス撮影の作例を載せておきます。
撮影したのは珪藻土コースター
では、まずはフラッシュなし。
次にバウンス撮影したもの。どうでしょう、明るいですよね。
こんなに違います。
10.ストラップホール
コンデジサイズの Nikon 1 J5 ですが、ストラップホールは左右にそれぞれありました。
コンデジだと片側にしかないことが多いですが、個人的には両方にあってよかった。
で、本体を持ったときに「あっ、コンパクトなのはいいんだけど、小さすぎて男性の手の大きさだとグリップしづらいかも・・・」と感じたため、ストラップは必ず付けようと思いました。
落としたくないもんね。
とりあえず、家に余っていた PeakDesign(ピークデザイン)のアンカーを設置。
画像の赤くて丸いやつが「アンカー(ストラップを引っ掛けるやつ)」です。
で、そのアンカーにリストストラップを付けたところがコチラ。
PeakDesign のストラップレビューはコチラをご参照下さい。
- 関連記事:【レビュー】カメラファン御用達の Peak Design デビュー! SONY α6000用として「anchor links(アンカーリンクス)」と「cuff(カフ) リストストラップ」を買った!
Peak Design anchor links(アンカーリンクス)
Peak Design cuff(カフ) リストストラップ
ただ、このPeak Design のリストストラップはα6000用に購入したものなので、Nikon 1 J5 用にNikon純正のハンドストラップ(AH-N1000)を発注してみました。
ストラップはまだ届いていませんが、届いたら Nikon 1 J5 に装着してみます。
Nikon純正のストラップ AH-N1000 のカラバリは、
- ブラック
- ホワイト
- レッド
- ブラウン
で、今回はレッドを選択!
Nikon 1 J5 の黒とレッドが合いそうです!
【追記】ニコン純正の赤いハンドストラップ(AH-N1000 RD)が届きました!
ニコン純正のハンドストラップ(AH-N1000 RD)が届きました! カッコいい!
とても気に入りました。
そして「通称・ニコン巻き」にしてみました。
関連記事:【レビュー】Nikon 1 J5 用として、ニコン純正のハンドストラップ(AH-N1000)を購入。早速「ニコン巻き」をしてみたので巻き方(方法)もお伝えします。
11.取扱説明書
Nikon 1 J5 の取扱説明書については、ニコン公式サイトからダウンロードすることができます。
Nikon 1 J5 と一緒に購入したもの
Nikon 1 J5 と一緒に購入したものがいくつかありますのでご紹介します。
1.レンズフィルター
まず、18.5mm f/1.8レンズ(40.5mm)に対応しているものでイチバン安かったレンズフィルター。
信頼のKenko。約1,000円でした。
フィルターをレンズに装着したところ。
質感もいいですね。
2.液晶保護フィルム
あとは液晶保護フィルム。
ちゃんと Nikon 1 J5 対応モデルです。
フィルターと同じくKenkoのもので、約500円。
非常に薄いフィルムでしたので、液晶が割れるのを防止するものというよりは液晶の擦り傷防止ですね。
でも、ケースを買おうと思っている自分にはコレで十分です。
3.micro SDカード
SDカードスロットのところでも説明しましたが、Nikon 1 J5 は micro SDカードを使います。
写真だけなら64GBくらいで十分ですが、動画も撮影するなら大きめの容量を準備しましょう。
【追記】単焦点レンズ 1 NIKKOR 10mm f/2.8 を買いました。
単焦点レンズ「1 NIKKOR 10mm f/2.8」を買いました。
パンケーキレンズですね。
Nikon 1 J5 に付けっぱなしにしていた単焦点レンズ(1 NIKKOR 18.5mm f/1.8)は非常に気に入っていたのですが、
- レンズが思ったより出っ張る
- 18.5mm(35mm判換算で50mm)だとテーブルフォトが撮りづらい
という2点の課題があったんですね。
コンパクトで広角なレンズが欲しくなり、1 NIKKOR 10mm f/2.8 を買った次第です。
サムネ画像で付けているレンズもこの10mm f/2.8。
超カッコいい。
広角10mm(35mm判換算で27mm)でテーブルフォトも撮りやすくなりました!
レンズフィルターはこちらを購入。
Nikon 1 J5 のメリット・デメリット
Nikon 1 J5 を日常的に使ってみて、感じたメリットとデメリットについてです。
メリット
- デザインがカッコいい
- jpg撮って出しでも色合いがきれい
- 動作が凄くキビキビしている
- タッチパネル操作が便利
- 180度回転ができるチルト液晶で自撮りがしやすい
- ピント合わせが速い、迷わない
デメリット
- コンデジの代替機として購入したため、やっぱりレンズの出っ張りが気になる
- 本体が小さいのでグリップしづらい
- 写真モードで16:9サイズの画像撮影ができない
- バッテリー切れになるのが速い
- バッテリーチャージャーを使った充電ではなく、USB充電に対応して欲しかった
- 「ニコン1マウント」のレンズが少ない
- Nikonのスマホアプリとの連携が面倒くさい
デメリットが多く感じますが、トータルでは非常に気に入っています。
普段のカバンに入れっぱなしにして、日常を撮影していきたいですね。
今回ご紹介したアイテムについて
では!