【設定】Surface Laptop(サーフェス ラップトップ)をMacBookのクラムシェルモードっぽく外付けディスプレイに接続して使う方法。
2022.09.03更新
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今回は Surface Laptop をMacBookのクラムシェルモードのように使う設定についてまとめました。
- 補足
- Surface Laptop でクラムシェルモードっぽく利用する前提での内容ですが、Windows 10 のノートPCであれば設定方法は概ね同じです。
※「クラムシェルモードとは?」や「クラムシェルモードに必要なもの」などの事前説明を飛ばして設定方法だけ読みたい場合は こちら をクリックして下さい。
また、クラムシェルモードで利用するときに必要なものやオススメのデバイスなども紹介しております。
是非、参考にして下さい!
MacBookの「クラムシェルモード」とは?
そもそも「クラムシェルモードとは何か?」というところからなのですが・・・、
■クラムシェルモードとは?
Apple サポート
MacBookの内蔵ディスプレイを閉じて、外付けのディスプレイやプロジェクタをつないで使うことができます。この内蔵ディスプレイを閉じた使用形態を「クラムシェルモード」と呼びます。
というものです。
では、どんなときにクラムシェルモードを使うかというと「より大きな液晶ディスプレイで作業をしたいとき」ではないでしょうか。
ノートパソコンを選ぶ理由としては「持ち運びたいから」というものが多いと思いますが、会社や自宅に戻って作業を行うときに外付けの液晶ディスプレイに接続できたら、作業範囲も広がり効率もアップしますよね。
百聞は一見に如かずということで、
こんな感じ。
ディスプレイに表示させているのが Surface Laptop(右側に立ててあるノートパソコン) の画面です。
Surface Laptop の画面サイズは13.5型。
それに対して繋いである外付けディスプレイは27型であり、より大きな画面領域で作業が可能に!
そして、クラムシェルモードを使うメリットがたくさんあるんです!
クラムシェルモードのメリットは?
クラムシェルモードを使うメリットはこんな感じ。
- より大きな画面で操作できることで作業領域が広がり、効率や生産性向上に繋がる。
- ノートPC利用時よりも目線が高くなり、自然な姿勢でPC利用ができる。肩こり防止になる。
Macでは標準でクラムシェルモードが搭載されていますが、Windowsでも設定を少し工夫することでクラムシェルモードのように使えるんですよ。
【準備】クラムシェルモードの設定に必要なもの
このクラムシェルモードっぽい設定を利用する上で、必要なものが幾つかあります。
1.外付けディスプレイ
まず、ノートパソコンの映像を出力するためのディスプレイが必要になります。
いまお持ちのものがあれば、そのまま使って頂ければOKです。
解像度については、仕事でExcelやWordなどのOfficeソフトを使うくらいであれば「フルHD」くらい十分。
動画を観たり、ゲームもしたいとなりますと4Kなどの高解像度ディスプレイを選択すれば良いのではないでしょうか。
ちなみに、私の激推しおすすめのディスプレイは「BenQ GW2780T アイケアモニター」です。
オススメポイントはこんな感じ。
- ブルーライトカット機能が本当に素晴らしく、長時間使っても目が疲れづらい。
- 27型なのに、価格と性能のバランスが良い。
こちらのエントリーでは、おすすめの外部ディスプレイをまとめました。
是非ともご参照下さい。
関連記事:Surface Laptopを「クラムシェルモード」で使うときのおすすめ外部ディスプレイ
2.映像ケーブル
ノートPCと外付けディスプレイを接続するための映像ケーブルが必要になります。
これはノートPCと外付けディスプレイの端子を確認してお選び下さい。
Surface Laptop には mini DisplayPort があります。
よく使われている映像ケーブルの端子は、
- ノートPC側
- ・Mini DisplayPort
・HDMI
・USB Type-C
- 外付けディスプレイ側
- ・HDMI
・DisplayPort
・USB Type-C
くらいでしょうか。
映像ケーブルはAmazonのプライベートブランドである「Amazonベーシック」シリーズは安くて品質が良いのでオススメです。
Mini DisplayPort – HDMI 変換ケーブル
DisplayPort – HDMI 変換ケーブル
HDMI – HDMI ケーブル(Aタイプ)
3.ノートPCスタンド
ノートPCを外付けディスプレイに接続する上で、安定して設置するために「PCスタンド」があると便利です。
PCスタンドが無くても、設置場所(机など)に置くスペースがあれば問題ありません。
私はsatechiのスタンドを使っています。
質感も良く、高級感もあって、筐体にマッチするところが気に入っています。
4.マウス
ノートPCを利用するときは、マウスではなくトラックパッドを使っている人も多いのではないでしょうか。
最近のトラックパッドは性能が良いので、マウスよりも使いやすいという人もいらっしゃいます。
ただ、今回のクラムシェルモードのように利用するということは、ノートPCを閉じるためトラックパッドが使えません。
というワケで、マウスを用意する必要があります。
マウスは何でもいいんですが、ケーブルが机の上でゴチャっとすると使いづらくなることもありますので、ワイヤレスタイプをオススメします。
その上で、Surface Laptop にはUSB-Aポートが1つしかありませんので、Bluetooth接続の方がノートパソコンとしての端子を有効活用できると思います。
5.キーボード
マウス同様に、ノートPCを閉じて操作を行いますのでキーボードも必要となります。
で、キーボードもやっぱりワイヤレスの方が便利。
マウスもですが、ロジクールはいいですよ!
パソコンにUSB端子があれば有線キーボードでも問題ありません。
6.有線LANアダプター
この有線LANアダプターは、Wi-Fi(無線LAN)接続ができるパソコンであれば不要です。
もちろんSurface LaptopもWi-Fi対応しておりますので、有線LAN接続をしなくてもネット接続ができます。
ただ、据え置きっぽく使うのであれば、有線LANの方が通信も安定します。
あまり室内で移動させない場合は、有線LANアダプターがあると便利です。
7.LANケーブル
LANケーブルも新しい規格のものに変更することで通信環境が改善するかもしれません。
過去の検証記事はこちらです。是非ご参照下さい。
関連記事:【レビュー・検証】LANケーブルをCAT6(カテゴリー6)からCAT7(カテゴリー7)に変更すると、インターネット速度は速くなるのか!?
【設定】Windows 10 でのクラムシェルモード設定方法
ここからはクラムシェルモードの設定方法となります。
※「クラムシェルモードに必要なもの」は こちら で紹介しています。予め準備しておきましょう。
通常ですとノートPCを閉じるとスリープに入ってしまいますので、ACアダプター(電源)に接続しているときはカバーを閉じてもスリープに入らない、という設定を行うことでクラムシェルモードが実現できます。
①設定メニューから「システム(ディスプレイ、通知、電源)」をクリック。
②左側のメニューから「電源とスリープ」をクリック。
③電源とスリープ内の右側のメニューの「関連設定(電源の追加設定)」をクリック。
④左側のメニュー内の「カバーを閉じたときの動作の設定」をクリック。
⑤「電源ボタンと定義とパスワード保護の有効化」が開いたら、「カバーを閉じたときの動作」の「電源に接続」の項目を「何もしない」に設定。
これで、ACアダプター(電源)を接続したときにノートPCを閉じてもスリープに入らなくなります。
クラムシェルモードではなく、画面拡張として外付けディスプレイに接続する方法
ここまで「クラムシェルモード」についての説明をしてきましたが、設置場所(机など)にスペースの余裕があるようであれば、画面拡張として設定する方法もあります。
こんな感じ。
このメリットは更に画面を大きく使えるところにあります。ノートPCのディスプレイと外付けディスプレイを1枚のディスプレイのように使えるというものです。ノートPCも外付けディスプレイも、相互間にマウス操作が可能です。
この設定には、このようなスタンドがあると便利です。
このスタンドは普段折り畳めるのが便利。
使うときは、このように立てます。
机に置くとこんな感じ。
PCを乗せると、このように角度ができます。
スタンドを使うことで、外付けディスプレイの高さ(下の部分)に合わせることができます。
ちなみにスタンドを使わないと、ノートPCと外付けディスプレイでこのように段差が生まれ、操作しづらくなりますよね。
ノートPCと外付けディスプレイを映像ケーブルで接続すると、「ディスプレイ設定」の画面で2枚のディスプレイが認識されております。
「表示画面を拡張する」にすれば、マウスも画面移動できるようになりますよ。
【まとめ】クラムシェルモード、おすすめ!
色々と準備が必要ですが、得られるメリットは非常に大きいと思います。
クラムシェルモードのメリット
・より大きな画面で操作できることで作業領域が広がり、効率や生産性向上に繋がる。
・ノートPC利用時よりも目線が高くなり、自然な姿勢でPC利用ができる。肩こり防止になる。
逆に、クラムシェルモードのデメリットは思い当たらないくらい。
生産性を向上させるためにも、是非クラムシェルモードを試してみてください!
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では!